l'orbite elliptique

  あらゆる方向に進め!

2007-10-03(Wed)

ちょっと昔話 [雑文]

 もう20年近く前の話になりますかねぇ。
 FM大阪で「カモンコンピュート」という番組がありまして。嘉門達夫のDJ番組なんですが、そこに相棒としてコンピューターの「デジタロー」というキャラクターが出演(?)していました。これ、要するにパソコンの音声合成機能で喋らせていたのですが、当時のパソコンの音声合成機能といえばかなりチャチなもので、何を喋っているのかわかるようなわからんような感じでしたね。んで番組内ではその滑舌の悪さ(?)を逆手にとって、「聞き取りにくいクイズ」ってクイズをやってました。そのクイズというのは例えば…

「年寄りの冷や水」

 などというよく知られたことわざなんかを少しもじって、

「栃餅とヒヤシンス」

 などとデジタローに発音させて正解をリスナーが答えるという感じ。これが出題の巧みさもあって難易度高かったのを覚えています。

 この音声合成で使われていたのがNECのPC-6001シリーズ(初代は「パピコン」って名前だったよね!)。当時の主流・PC-8001シリーズのジュニア版みたいなものでしたがTVとの融合(「六本木パソコン」というわけの分からんキャッチが付いていたり。6601MkIISRだっけか)にトライしたりとなかなか意欲的なシリーズでありました。かくいうわたしも当時はかなり欲しかった記憶があります。拙いとはいえ、音声合成で言葉を喋る!それをご家庭で買えるパソコンでもできる!というのは大変魅力的でありました。
 で、なんでこんな話をするかというと、昨今噂のアレですよ。

画像(293x450)

 そう、初音ミク

 MT-32(覚えてる?ローランドのMIDI音源ね)全盛時代にDTMを志し機材を揃えるも結局頓挫してしまったり、その後WindowsPCでのDTMもかじりかけてそのままになってしまったりしたわたしですんでVOCALOIDの存在そのものは知っていたのですが、よもやこれほどのモノとは思いもよりませんでした。正直まだまだ合成くささが残っているのでその「持ち上げられ方」に違和感を感じないでもないですが、ここまで到達した技術ってばやはりすごいと思います。
 第1世代のVOCALOIDはもとより、昔話の時代から営々と積み上げられてきた技術がバックボーンにあってこその初音ミク。その唐突ともいえるブレイクは戦略として前面に打ち出された「キャラクター性」と動画共有サイトでの勝手連的盛り上がりによるものなのでDTM畑の方々や昔気質の方々(わたしもここか)にとってはどう感想を言えばわかんない状況ではありますね。これがいろんな意味で「とっかかり」になって面白いことに発展していければいいんですけどね。なにより一番良くないのは「一過性のブームとして消費され尽くし最後に(元々いた人まで)みんないなくなった」という展開。そうならないためにはまずは第3弾まで予定されているこのシリーズの制作に注力していただくこと。そしてキャラクターではなく、ツールとしてのVOCALOIDが発展する、音楽制作の幅が広がる方面に向かえばいいんだけど…と遠目で見ているわたしは考えたりします。
 個人的にはキャラデザインのモチーフに一世を風靡したヤマハのシンセサイザー・DX7を使っているところがもうなんてゆーかグッジョブって感じなんですが、「公式ソング」とか「アニメ化」とかキャラのことしか考えていない意見には「なんかそれちゃうで?」と言いたくなるっちゅーもんです。

Posted by Nia at 23:11

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