l'orbite elliptique

  あらゆる方向に進め!

2008-03-13(Thu)

Kと3/4の比較文化論? [Camera]

画像(550x367)

PEN-EE、C-2100UZ、そしてE-510

 とりあえずこっちを先に。

  同じ一眼レフとはいえ、操作体系には各メーカーそれぞれの色があるわけでして。E-510を使ってこれをどう評するかというと、そこにはどうしても*ist Dから使い続けるペンタックス一眼と「比してどうであるか」というパースペクティブがついてしまうのです。

 ということで印象をだらだら書き連ねてみようと思います。

●操作性にまつわる部分

 ・シャッターボタンのストロークが浅い。特に半押し〜全押しが浅くて軽いので慣れるまで誤ってレリーズしてしまうことがあった。
 ・モードダイヤルに適度な重さがあって良い。K10D/100Dではクリックが軽くて不用意に回ってしまうことがある。
 ・スーパーコンパネから各機能にダイレクトに入れるのはいいが、機能選択→ダイヤルで選択後OKを押すとその機能選択の詳細画面に入ってしまうのは解せない。OKボタンは決定であるべき。
 ・画像再生中にOKボタンで削除指定になるがこれは紛らわしく感じる。あくまで専用ボタンによって削除モード(?)に入ってからにすべきでは。
 ・ファインダーはやはり狭いが、他機種と同時併用でもしない限りは苦になるものではない。ただしマニュアルフォーカスがやりやすいかというとそこは?だし、メガネ男子にはファインダー右の情報表示がほとんど見えなくて苦労する。
 ・ファンクションボタン(とAF測距点選択ボタン)の位置が「思わず押してしまう」場所にあり、カスタマイズして機能を割り付けるFnボタンの位置としては少々疑問。
 ・連写設定がトップカバーのペンタ部左にあるのは?スーパーコンパネから入ればいいとはいえ、独立したボタンに機能を振るなら操作体系的に十字ボタンかその付近にあるべきものではないか。
 ・シャッターフィールはショックも少なく小気味良い感じ。K10D/100Dのそれがかなり大きく感じるから余計にそうなのかも。
 ・マウントリリースボタンがレンズの向かって右側にあり、左側にあるペンタックス機で慣れてるので使いにくく感じてしまう。ことこれまでマウントを下にして(ホコリ・ゴミの侵入を防ぐため)レンズを交換する癖が付いているため、E-510の場合ボディを下に向けリリースボタンを押しながらレンズを外すのにボディをホールドしにくくて苦労している。【下の写真】

※ペンタックス機【左】では、グリップ部を後ろから持ちながら人差し指でリリースボタンを押しレンズを外す。これがE-510【右】になると、マウントを下向けにしてレンズを外すには写真のようにグリップの反対を抱え込むように持つことになってしまいホールドしにくい。

画像(450x259)

●画質にまつわる部分

 ・ダイナミックレンジが狭いと感じるのだが、dpreviewのテストなどを見るとK10Dとあまり差がなかったりする。それは露出補正なしではオーバーめに出るような感じで、画面内に明度の高いものがほんのちょっとでもあるとそこに引っ張られてオーバーになり、しかもハイライト側に余裕がないので特にそう感じるのかも。露出のインテリジェンス性についてはペンタックスと同じく微妙と言えそう(汗)。
 ・RAWデータからのダイナミックレンジ拡大(SilkyPix)においてはK10D/100Dの場合2EVぐらい「隠れ階調」を拾えることが多いが、E-510の場合うまく撮れば同じぐらい階調を拾える。しかしハイライト側の余裕のなさは例えば曇り空で白飛びを緩和しようとした場合、ほとんどの場合1EVも拡大できないという現象で現れたりする。
 ・微妙な光源下でのAWBがアテにならない。
 ・AF性能は「スピードは速くないがヒット率は悪くない」。C-AFによる動体追従性能も悪くない。K10D/100Dと比べてスピードで引けをとらず、ヒット率で同等かそれ以上、動体追従性能で同等かそれ以上の印象。
 ・やはりAFが3点というのはいかにも少ない。運用上中央部以外の使用頻度は決して多くないので直ちに不利な点とはならないが、あくまでそれは「なくてもいい」ということではない。
 ・手ぶれ補正の効果はかなり優秀。K10D/100Dよりも優れているように思えた。特に70-300mmを装着したときのシュアーな補正具合には驚かされた。

●キットレンズ(14-42mm、40-150mm)

・非常に小型軽量で、軽快に使える。描写にも特に欠点を感じない。
・40-150mmもその画角をカバーするほかのレンズに比べ非常に小さく、標準ズームと見まごうばかり。ただし150mm時の長さはシグマ55-200mmDCとたいして変わらない。
・樹脂マウントはレンズ自体軽量なので強度的には大丈夫と分かっていてもなんかちょっぴり不安な感じ。ボディ装着時に少しガタつきがあるのだが特に不具合が出ているわけでもないので気にしていない。

●ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6

・繰り出し鏡筒部分がフォーカシングで回転するが、回転しない本体部を持つことで安定はさせやすくホールド性は悪くない。
・AF機構にオフクラッチがないため、フード取り付け時、無理に前玉を回すことになってしまいかなり不安。ズーミングして鏡筒を繰り出し装着するようにしている。
・開放から数段は合焦してても少し眠い感じ。
・AFはお世辞にも速くないが、巷で言われるような「えらく遅い」感は感じない。そもそも超望遠時に一度被写体を見失うと再度フレームインさせること自体が大変なのだし。ただしC-AF中に「迷走」を起こしてげんなりすることがたまにある。

画像(450x300)

 総合的に見てE-510はフットワーク軽く使えるフィーリングの良いカメラという印象を持ちました。これだけの機能を持ちながら小型軽量で(E-410には負けるが)、キットレンズとのマッチングも良いと思います。興味の中心であったSSWFについても、強風吹きすさぶ中屋外でレンズ交換ということがありましたが撮影画像にいや〜んなゴミが写ることはこれまで一度もありません。更に実証が必要ではありますすが大いに期待できると言えるでしょう。
 ただしダイナミックレンジの狭さ…というか白飛び耐性の低さはどうにもならない感じで、ヤバげな場合にはマイナス補正をかけた上でRAW現像時に適正に直すのが無難な策かと。ただしこれって今までK10Dを使ってる時にしていたことと実は同じなんですよね。ただそれよりもE-510のほうが極端なので個人的には程度の差ということになります。もっともそこにインテリジェンスを求めたいのは両者に対して等しくそうなんですが(^^)。
 そしてED70-300mm。確かにスタンダードクラス「なり」の描写ですけど、ともかく手軽に超望遠が楽しめるだけで十二分の価値があります。E-510の強力な手ぶれ補正機能との組み合わせは、「手持ちで600mm」という雑誌広告が誇大でないことをまさに実証してくれました。

 しかしこうやってほかのメーカーというかフォーマットをちゃんと使ってみると、相対的とはいえ自分のメインシステムであるペンタックス機の長所も短所も浮き彫りになりますね。んで、やっぱすべてにおいて完璧なものってなかなかできへんのやなぁとも思ったり。

Posted by Nia at 00:52

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