2008-08-01(Fri)
20世紀の夢想少年 [雑文]

Caplio GX100
…というタイトルがこのエントリーを書く前に思い浮かびました。実在の曲名なんですけどね。
思いつく前は「おっさんホイホイ」と題しようかなと思ってたので中身はおおよそそんなモンですが。
学研の「科学」と「学習」って聞くと妖怪アンテナが反応する「大人(またの名をおっさん)」に向けられたこのシリーズの特別版はなんとふろくがアナログシンセですよ!といっても「ふろく」として実現できる範囲のものですが、ちょっとした音作り遊びができるもので組み立てもドライバー1本あればできる簡単なもの。ワタクシこの「大人の科学」シリーズを買うの初めてですが、ふろくのマテリアル感とでも言おうモノが見事に「学研のふろく」なんでそんなトコにも感心したり。
そしてふろくばかりに注目がいきがちですが、本誌のほうがまたまた素晴らしい!読んでのお楽しみ…といいたい所ですが、シンセといえば…の著名アーティストへのインタビューとか主にアナログ時代のシンセのクロニクルとか、なかなか読み応えのあるものです。
かつて、今では「名機」と呼ばれるアナログシンセに憧れていた「夢想少年」にはたまらん1冊…そしてそのアナログシンセを携帯用ゲーム機上に再現してしまったのが…
コルグのアナログシンセ・MS-10の再現を目指して作られたのがこれ!
欲しかったなー。これ。ポリフォニックなシンセは高かったし、何よりコードでパッチングして音色を作るのが冨田勲とかキース・エマーソンとか勿論YMOとかみたいでカッコ良かったし。これかローランドのSH-101かってな按配で、でもお子様にはとても買えず…。
このDS-10、さすがにただMS-10を再現するだけでは「今」のソフトとしてはアレなためか、若干上位機種のMS-20に近いパラメータを取り込んだり、モノシンセじゃなくて同時発音が6音(メロ2+ドラム4)でパターンシーケンサー機能で曲を作れたり本家コルグ譲りのKAOSSPADをDSのタッチパネルで使えたりとモダナイズされたフィーチャーになっとります。
んなもんで既に曲を作っってネット上にアップしたりする人もて、その周辺ではシーケンサー機能の貧弱さを指摘する声もあったりするようですが、それには「んー、わたし的にはなんかちゃうなぁ」と思ったりするのです。
なんせこれはアナログシンセ+αだってわたしは思ってるんで、パラメータをいじりすぎて収拾が付かなくなったり思い通りの音を作ろうとしたらあさっての方向にヘンなものができて面白かったりするモンなだけでもう感涙ですよ…とかってオカシイですかね?機能的部分の「薄さ」はそこはそれ、ミニマルさを楽しむっていうのも悪くありませんぜ。
そうそう、言い忘れてましたけどDS-10がドライブするDSの音(ややこしいなぁもう)、結構イイ音ですよ。
【おまけ】エントリーのタイトルになった「20世紀の夢想少年」はこのアルバムに収録されとります。実はわたしが初めてに近い時期に買ったCDだったりするのですががが。
Posted by Nia at 23:57
コメント
>GaoYanさん
失礼いたしました、社内にシンセが転がってると聞いて反射的に...。わたくしRoland社のデジものデザインのお手伝いしてるものでして。
ペンタックスのデジボディには安いアダプタでM42やM39が付いてその上フォーカスエイドが効くと聞いて喜びいさんで*ist Dsのボディを買ったのはいいのですがはやヘトヘトです。でもすごくオモシロイです!
>SIVAさん
初めまして。
残念ながら「R社」ではありません。(苦笑
っていうか、「R社」ってどこなのだろうか??
PENTAXのデジイチは、他社製レンズだと露出が暴れることがある、というのは聞いたことがありますねぇ。
自分はEOSの時は純正レンズが高いのでSIGMAを多用してましたが、PENTAXでは純正重視になりました。
そうそう、「4人目のYMO」の松武氏です。ってそれも最近シンセ好きの友人におしえてもらいました。
時にist DSの絞り優先モードって露出やけに暴れますねえ。しばらく手こずりそうです。
>GaoYanさん
もしかしてR社の関係者の方ですか?
もしそうなら
いつもお世話になっております!
>SIVA先輩
あの「4人目のYMO」の松武氏ですか!?なんとも勿体無いというかうらやましいというか。「猫に小判」との譬えは妙な気もしますが…。
*ist DSもお買い上げになられましたか。手軽にオールドレンズで遊べるのはなんとも楽しいものです。純正対応レンズとひと味違う描写が得られたりしてね…。
>GaoYanさん
さすが、GaoYanさんの職場ならあっても全然おかしくないですよね。それにしても捨てられるなんていい小遣い稼ぎ…もとい、貴重な文化遺産をなんたるコトにっ(^^)。
Perfumeを例に挙げるまでもなく、アナログの「太い」音が昨今のエレクトロサウンドに使われて耳にする機会が増えてきたこのタイミング…なんでしょうか。
このコルグのMS-10というシンセ、会社のサウンドルームにしばらく「落ちて」ましたけど、繰り返される引っ越しのどこかで廃棄されちゃったみたいです。
最近のデジタル音源はサンプリングベースなので、PSGやFM音源などの味わい?が無いので、こういうのも楽しそうですね。
ああそうだ、ist DSボディを格安で入手しましたよ。早速Kレンズなど取り付けて遊んでいます。M42アダプタも発注しました。ツァイスイエナのテッサーを取り付けるのが楽しみです。
おお、買われましたか!クラフトワークマニアの知人も嬉々としていぢくりまわしておりました。
わたくしの仕事の関係者に松武氏という方がおられましてアコギ好きの私には「なんかシンセに詳しい人」という認識しか無かったのですが、くだんのクラフトワークマニアの知人に「猫に小判とはまさにそのことやな!」と言われました。
トラックバック
トラックバックURL
http://phoney.jp/nia/tb.php?ID=439