l'orbite elliptique

  あらゆる方向に進め!

2012-06-16(Sat)

炭素制覇 [自転車[Boardman]]

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 我が家にロードバイク1号車がやってきたのが4年前。そのFELT Z70はアルミフレーム。試行錯誤しながらも自分で組んだ2号車・SURLY Pacerがクロモリとくれば次に待つのは…ということでもないのですが、ついにカーボンフレームのバイクがやってきました。
 カーボンロードといえば何しろ「高嶺の花」というイメージでしたが、探せばけっこう廉価で買えるものもある…というかそこは自転車界ではおなじみの海外通販。今や国内と同じように利用できるまでに日本向けサービスの充実した英国wiggleがオフィシャルリセーラーを担うBoardmanのロードバイク「ROAD TEAM C」を買ってしまいました。

 このTEAM C、スペック的に特徴的なのは…

・フルカーボンフレーム
・シマノ105コンポ(クランクはBB30規格のFSAゴッサマー)
・ホイールはMAVIC・アクシウム
・サドルはフィジーク・アリオネ

 というものでありながら11万円ほど(頻繁にセール価格で10万円台になる)という破格の安さを誇るもの。とはいえいくらWiggleでも完成車を通販で、しかも海外から購入するというのはちょっと少しためらいがありましたがこの安さにはあらがえず(苦笑)ポチッとしてしまった訳です。
【※注意:2号車のフレームもWiggleから買ってるくせに何言うとんねんという指摘は正鵠を射ていますが、なにせパーツと完成車ではやはり…】

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梱包状況

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付属品一式

 オーダーを出してから到着までは5日、DHLで2つの大きな段ボール箱に入って配達されてきました。Wiggleでは完成車販売の場合現地で組み立てと調整を済ませてから梱包するということで前後ホイールで1箱・それ以外で1箱になっていました。
 タイヤがインストールされたホイールは元々着脱するものですからそのままラップして箱に。フレームはというとワイヤールーティング済みのハンドルバーをステムからはずし、リアディレイラーをハンガーが付いた状態でフレームからはずして緩衝材でラップした状態で箱に入れられていました。なるほど開梱してハンドルをステムに取り付けリアディレイラー付きハンガーをフレームに付けたらあとはホイールを装着して出来上がりという案配で、必要な工具と簡易な日本語の組み立て説明もきちんと入れられておりました。いやまあしかし、とても海外通販とは思えない充実したケアっぷりですねぇ。いかに日本の顧客が多いかということの証左でもありましょう。
 ちなみにその他の付属品としては前後の反射板とベル・ペダル(樹脂製)は本体に取り付けず別梱包、ホイール用の反射板はホイールに付けた状態でした。またメーカーの取扱説明書以外は前述の組み立て説明・チェックリストなどドキュメントはすべて日本語でした。

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 組み立てあがったTEAM Cをざっと見てみると件のカーボンフレームは色でいうとマットブラックなのですが、表面をきれいに見せる「化粧カーボン」が貼られておらず成型したフレームにつや消しクリアを吹いてブランドロゴをプリントしただけのような感じで、カーボンの成型の雑っぽいところが丸見えです。ネットの先達諸氏の情報を見るにこのテのものは低価格帯でよくあるようで、お世辞にもきれいとは言えないのでおそらくむやみやたらと見た目にこだわる日本の市場には投入しにくいでしょう。わたし自身は価格のことを考えるまでもなく「ま、いいんじゃないの?」と思っています。床の間に飾るために買ったわけじゃなし「乗ってナンボ」じゃないですかねぇ。

 早速タイヤの空気圧を調整しただけで乗ってみたところ、ブレーキもディレイラーも調整の必要がありませんでした。ここはきっちり組み立てされていることを物語っています。
しかし容易ならざる点が発生!数キロ走った時点でBBのあたりから何やらカチカチという音がし始め、10キロいかないうちにその音は酷くなってしまいました。事前にネットでそういう問題があることを見てはいましたがまさか自分が当事者になるとは!
 BB30という規格を採用した車体でBB部分から異音が発生することはよくあるようで、しかもそれがあまり明快な形で解決されている風にも見えないという厄介な状況。とりあえずクランクをはずしてBBの状況を見ようと思ったのですがこれがはずれない。左クランクをはずしてあとはショックレスハンマーで叩き出すらしいのですがなにせカーボンフレームですから力加減を間違え損傷させてしまうのが怖い。ということで某ショップでクランクをはずして点検してもらうと、ベアリングがうまく回っていないとのこと。ただし再度クランクを付け直したら回転にゴリゴリ感はあるものの異音は消えたというこれまた妙な案配でその場はいったん引き取って帰りました。
 この時点でとりあえず異音の問題は解消しているものの、原因がベアリングなら交換も考えなければいけない。しかし将来にわたって「いつ再び異音が鳴り始めるかわからない」という状況で乗り続けることには少なからず抵抗があったので結局思い切ってBBとクランクを「非BB30」のものに取り替えることにしました。クランクとBBシェルに圧入されたベアリングを取り外し、KCNCのBB30アダプターを使うことで装着可能になるシマノ105のコンパクトクランク(FC-5750)をインストール。BB30のメリットは失うことになりましたが結果としては105フルコンポ構成ということになってしまいました。

 しかしこの作業がかなり大変で、シェルに圧入されているベアリングが専用工具をしても容易にはずれない。なので別の某ショップへ相談に行ったら「工具があるならそれ使って叩き出せばよい」と事も無げに言われたのでちょっと安心してガンガン叩いてはずしてしまいました。そうしてはずしたベアリングを手で回してみるとなんとスムーズに回るではありませんか!そして今度はBB30アダプターをシェルにはめ込む段になってこれがすごくキツい。やや力ワザではめ込みましたがこれらもろもろを総合して考えると、このフレームのBBシェルが規格サイズよりほんの少し小さいのではないかと思えてきました。様々な利点が謳われるBB30規格ですが、低価格帯のロードバイクに使われる理由は構造が簡便だという理由があるのかも知れません。それでいて実際はデリケートで組み付けにも精度を要求される部分があるのに廉価な部材では「推して知るべし」という部分でトラブルが発生しているのではないかなどと愚考してみたのですが…「ナントカの考え休むに似たり」ですからこれぐらいにしておきましょう。
 あ、それからBBとして使用しているKCNCのアダプター、付属のプラスチック製スリーブがハメにくい・割れやすいとネット上では多く報告されていますがわたしが買ったものはFC-5750に何の抵抗もなくするりとはまりました。アダプターに装着する際も苦労なしで、もしかしたらその後改良が加えられたのかも知れませんね。

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 クランクセット以外にカスタマイズしたのは…

 フレームサイズはWiggleのサイトにあるサイズ表をもとに"small"にしたのですが、実際乗るとハンドルがかなり遠く感じたので純正のステム(100mm)をDedaの70mmに交換、ライズする向きに取り付けています。
 サイコンはCATEYEのCC-VT210W(ベロワイヤレス+)。GPSロガーが必要になればスマートフォンを使うので多機能なものは特に必要ないと思い、安価なものをチョイスしています。ステムの右側に付いているのは従来から使っているモンベルの熊よけベル。必要ない時に鳴らないようマグネットが仕込まれたカバーが付いているところがミソですね。
 バーテープは元からのものですが、肉厚でもちもちしててクッション性上々の優れものです。

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 ペダルはシマノのPD-M520。これに乗るときはSPDシューズを履くだろうということで専用にしてしまいました。Z70では「どっちでも」いけるよう片面フラットのA530を使っていたのですが結局ほとんどの場合SPDシューズで乗っていたので、またフラットペダル仕様にしてあるPacerもあることですからここはすっぱりと…といいながらSPD-SLやLOOKとかじゃないのがまだヘタレの領域なのですがね(苦笑)。

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 サドルは残念ながらアリオネがいまひとつわたしのお尻に合わなかったのでこれまでも使用しているSMPのEXTRA、バーテープ(と元のアリオネ)に合わせて白をチョイスしてみました。とはいえ最近ローエンド帯のSMPサドルはグラフィックが派手ですねえ。
 タイヤはヴィットリアのRUBINOに換装しています。手持ちだからですが、ロードのタイヤはそれぞれに長所短所があって選ぶのが難しいですね。ロングライフ・抗パンク性能に優れてころがりが良ければ…となると何がいいのかなぁ。ってか元々付いてるZAFFIROは固すぎて着脱で指が死ねます…。

 ということでロードは都合3台目となるのですが、初代のFELT Z70は整備のうえ友人に譲渡することになりました。しまなみや淡路島などなど、共にいろんなところへ行った相棒には「お疲れさま」の言葉を贈ると共に、今度は友人を自転車の世界に引きずり込む尖兵として活躍することを大いに期待しています。これもまた楽しみですねぇフフフ…。

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ありがとう、Z70!

Posted by Nia at 14:56

コメント

>えばたベル様

丁寧なご返答有難うございました。参考にさせて頂きます。通販でのフレーム選びは中々悩ましいですね。もう少し、悶々としてみます。

ode 2012-09-20 11:00 [削除]

>odeさま

 こんにちは。ようこそお越しくださいました。ウチのBlogが検索にヒットするとはなんかびっくりデス。
 Boardmanを検討の由、確かにサイズ選びには困りますよね。で、私の体格は身長165cm、股下約73cm(みじけー^^;)です。Sサイズを選んだのですが購入にあたってはwiggleのサイズガイド(www.wiggle.co.uk/h/option/bikesizeguide)を参考にしました。実際乗ってみるとフレームはこんなものかな…と思っていますが、手の長さのせいかハンドルが遠く感じたので記事のようにステムを交換しています。前の愛車・FELT Z70を購入した際はショップで相談してサイズ(510)を決めたので、ジオメトリの近いSにしましたがXSでも良かったかな…と思わなくもないですね。
 これらの情報が貴兄のサイズ選びのお役に立てれば幸いです。ただこればかりは個人差があると思いますので、情報を適宜取捨選択していただければと存じます。

えばたベル 2012-09-19 10:09 [削除]

初めまして、odeと申します。Boardmanに興味があり情報を得ようとネットを探しておりましたらこちらのブログにたどり着きました。 
唐突で申し訳ないのですが貴殿の体格を教えてもらえませんでしょうか?
と言うのも私もWiggleのサイトにあるサイズ表ではSサイズになるのですがトップチューブやステムのサイズが長いように感じるのでXSにした方がよいか悩んでおります。ちなみに私の体格は身長167cm、股下76.5cmです。
不躾で申し訳ないのですがアドバイス頂けませんでしょうか?
宜しくお願いいたします。

ode 2012-09-18 17:22 [削除]

こんばんは。
なるほど〜、材質だけでは語れないわけですね。
まだまだ自転車って、ふかい…。(-_-;)

GAO 2012-06-27 22:37 [削除]

>GAOさん

 結局「1増4減」ということになってしまいました(汗。
サドルは他人がいいと言っても自分に合うとは限らない、しかも「試着」ができないものなのでほんとうに難しいですね。自転車のタイプによってもまた変わってきますし。

 フレームによる違いについて、最初のZ70がアルミなのでそれとの比較という形でしかうまく言い表せないのですが…

・Pacer(クロモリ)のほうが乗り味はマイルドです。路面からのショックをZ70に比して「まるめて」伝えている感じがあり、それがフレームによるものなのかも知れません。重いという感じじゃなくて柔らかく、速く走るということにそう気を使わなくていい感じがしますね。Z70はホイールのせいもあって、ある程度の速度と「キモチ」で走らないとバイク側が持て余している感じを抱かせます。
・Boardmanはまだ乗り始めて時間が経ってないのでまだ掴みきれていませんが、速く走る時や踏み込んだ時の「軽さ」と力が伝わる感じはZ70以上に感じます。乗り味という点ではアルミのZ70寄りの傾向で、振動はダイレクトに伝えるもののフレームで減衰させられるといった感じでしょうか。

 フレームの材質による特性はそれぞれでも作り方を変えれば「らしい」「らしくない」ものを造れるので一概に言うのは難しいのでしょうが、やはりそれなりに傾向みたいなものはある感じ。そんな中でもクロモリのキャパシティは伊達に歴史を重ねてきてない「広さ」みたいなものがあるなと実感しています。

えばたベル 2012-06-22 23:54 [削除]

こんばんは。
なかなかいい買い物をされたようですね。
SMPのサドル、MC-1WOに使ってますが、なかなかイイですね。
本当はフィジークのアリオネTRIがワタクシにはあってるんですが、最近のはエラい高価になってしまって…。
手ごろな価格で買えるので、今後はどんどん交換していくかもしれません。

ところで、アルミ、クロモリ、カーボンと乗ってみてそれぞれの「乗り味」ってどうですか?
よく言う「フレームのかたさ」とかに違いって感じられました?

GAO 2012-06-21 00:03 [削除]

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