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*ist DSレビュー 〜*ist Dとの比較を中心に

ボディの感触

 一眼レフデジカメでもっとも小型・軽量のタイトルホルダーだった*ist Dのそれを更に更新したわけですが、もともとがもともとだけにDと持ち比べて明らかにわかるってもんじゃありませんね。数値的には重量で45g・大きさで幅4mm高さ2mm厚み6mmの減ですから。筺体はエンジニアリングプラスチック製でその質感はDと全く同じ。グリップ部に合成皮革が貼られていることも同じです。
 正面から見ると向かって右側がDより小さくなったせいでモードダイヤルも斜めに付いています。風前の灯?な部分ですがこの部分、角には前面に向かって「ウイング」と呼ばれる緩やかなエッジが付けられています。使ってみれば分かることですが、ディスプレイで再生画像を見るときなどボディを下に向けた場合に指が引っかかるようになっているのです。

 ボディを手に持ち構えてみてはっきりわかるのが右手グリップ部。Dよりも大きく深くなりホールド性が格段に向上しています。

 背面で目を引くのが1.8→2.0型に大型化し高精細化されたディスプレイ。メニュー表示のデザインもブラッシュアップされました。

 十字キーはDより大型化され、中央のOKが独立したボタンになりました。クリック感もしっかりしておりここらへんは着実な改良といえますね。

 Dで気になっていたことといえばひとつにメディアの取り出しにくさ。これはメディアがSDカードになったのでスロットの形状が変わり、多くのSD採用機同様プッシュリリース式になったので解消されました。また質感の難点&ちぎれて紛失も…という問題のあった外部接続端子のゴムカバーもちゃんとした「ふた」になっており、Dユーザーの指摘していた点が目に見えて改善されています。

 あと、「ユニバーサルデザインを目指した(カタログより)」ということでボタン類の大きさにメリハリがつけられて「ちまちま感」が少なくなった気もしますね。
 ついでにどうでもいいことですが、ペンタプリズム部のロゴの大きさ・接眼部のアイカップ・ストロボシューカバー・マウントカバー・付属ストラップはどれもDと同じでした。ストラップについては「せめてDSオリジナルにして欲しかった」という意見もありますが、「*ist Dシリーズ」の一員という意味では同じでもいいかなという気がしたりもします。ということは*ist Dの後ろに付くのがクラス分け記号だとか?下位モデルが"DL"、上位モデルが"DX"とかとか(妄想)。

機能の違い

 機能面での*ist DSと*ist Dの違いを列挙してみるとこんな感じになります。

*ist DSでできて*ist Dでできないこと

・各種ピクチャープログラム
・鮮やか/ナチュラル画像設定
・彩度/シャープネス/コントラスト調整が3段階から5段階に拡張
・M42マウントレンズでのフォーカスエイド
・連写可能枚数表示(シャッター半押し時)
・ISO感度警告表示
・ISO自動感度アップ(露出範囲を超えた場合)
・プレビュー画面での白飛び警告表示
・プレビュー画面での画像複数選択消去
・PictBridge対応
・デジタルフィルター(白黒・セピア・スリム・ソフト)

*ist Dでできて*ist DSでできないこと

・ハイパープログラム
・シンクロ端子を使った外部ストロボ使用
・縦位置シャッターボタン付きバッテリーグリップ(オプション)
・多重露光
・カスタムファンクションが3つ保存できる(DSは1つ)
・マニュアルホワイトバランスが3つ保存できる(DSは1つ)
・プログラムAEのプログラムライン切り替え(ノーマル/高速優先/深度優先/MTF優先)

*ist Dでできて*ist DSではできないと言われるが…

・ピクチャーモード以外でのコンティニュアスAF
 …そもそもDにはピクチャーモードがないことはさておき、*ist DSはピクチャーモードの「動体撮影」でしかコンティニュアスAFが効きません。しかし、RAWで撮影しておき現像時に画質設定を変更することで対応が可能です。もちろん簡易的な対応なのでパラメーターに自由度はありませんが。

意見が分かれそうな点

・ファインダー内の常時露出補正表示(DSは残枚数/連写枚数との切り替え表示)
 …Dの場合ファインダー内表示は視野の下と右にあり、その右部分が露出補正表示に使われていました。これがDSではファインダー内表示が下だけになったことで、露出補正表示が撮影残枚数/連写可能枚数表示と切り替え(露出補正ボタンを押す)になりました。
  しかしこの右の表示、わたしのように眼鏡をかけてファインダーをのぞいている者にとってはかなり見難かったことも確かですし、「常時」でなくなっただけですから別に問題と捉えない人もいるかもしれません。
・SDメモリカードの採用
 …当然ですがこれはコンパクトフラッシュやマイクロドライブと比較して現時点ではコストや最大容量の点で不利です。ただしSDも急速に大容量・低価格化しているのでその点はどうにでもなるかも。それよりはユーザーが既存の資産を生かす場合において、でしょうね。むしろSD使用のコンパクトデジタルカメラユーザーには有利に働きますし。

 だいたいこういう感じになると思いますが、DSはDと比べ主に上級者向けの機能を整理しながら、一般的なデジカメとしての機能アップを図っているように感じます。とはいえスクリューマウントレンズ装着時のフォーカスエイド機能を実現したりとDを上回る部分が多いことも事実ですし、このあたりは1年という時間の中でいちおうは「下位機種」の位置づけであったDSの位置づけが微妙になってしまうのもやむを得ないかとも感じてしまいます。(ニコンにおけるD100とD70のような関係…なんでしょうか?)

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